横浜訪問マッサージ 森鍼灸マッサージ院 の日記
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高齢者に対する精神安定とコミュニケーション作りのマッサージ
2011.03.08
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こんにちは森鍼灸マッサージ院の森です。
昨日の横浜は、雪が降りました。雪が積もらなくて助かりました。
今日は、高齢者とのコミリュケーション作りのマッサージの方法をお伝えしようと思います。
「高齢者に対する精神安定とコミュニケーション
作りのマッサージ」
「目的」
特別な場所と器具を必要としないで、いつでも、どこでも、 ほんのわずかの時間で
介護者が利用者にマッサージが できることです。
そして認知症の進行や精神的不安定などで、利用者とのコミュニケーションが困難なとき、介護者が老人にマッサージを行う事により精神の安定を与え、コミュニケーション作りができるようにすることです。
「マッサージに必要な品物」
ベビーパウダーパウダーは一般の薬局で手に入りやすく、マッサージを行う時、滑りやすくするために使用します。
パウダーに関しては「毛穴をふさいでしまうかも」という心配が聞かれますが外部機関による実験の結果、毛穴をふさがないと確認されています。
また、肌に吸収される心配もありません。バスタオル一枚パウダーが衣服に付かないよう使用する。
肘掛けのある椅子を2個。(転落しないように)利用者の足が床に着かないで浮いている時は、大腿の下部が椅子に押さえつけられる状態となり、血液の循環を妨げますので、その時は、足元に台を置くようにして、足が宙ぶらりんにならないように注意してください。
「注意点」
高齢の方は、皮膚が弱く内出血を起こしやすいので強刺激は避け、マッサージの手技は,軽擦法、柔捏法で行う。
介護者の手が冷たい時は、両手をこすり合わせて手を温めておく
「マッサージの行い方」
両者は、お互いに向かい合うように座る。
両者の手がタオルの上に置くことができるように、両者の間にタオル置く。
介護者は、利用者に声かけを行い、両手にパウダーを取り利用者の上肢全体にすり込む。
次に両手で、利用者の手掌(てのひら)をやわらかく、つつむようにして、柔捏します。
指を一本づつ片手で包み込むようにして柔捏します。 手首から肘まで軽擦法で心臓に向かうようにマッサージを行う。
この時、片手で利用者の手首を保持し筋肉に沿って行う。
最後に、もう一度 手のひらを柔捏します。 軽擦法 対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)、二指、四指で軽く擦る手技です。
マッサージの最も基本となる手技です。
軽擦法の効果は、摩擦により皮膚の神経を刺激し血管を拡張し血行の流れをよくします。これにより新陳代謝がよくなる。
手掌軽擦法、母指軽擦法、把握軽擦法、四指軽擦法等がある。
柔捏法
対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)、二指、四指で揉む手技です。
揉捏法の効果は、短縮した筋や腱の収縮力を活発にする。筋肉内の血液の流れを促進し、血管を拡張させる。
これにより筋肉のコリがほぐれる。
同時に老廃物を排除し圧出させる。
一人でも多くの介護者が、手のマッサージや握り方の方法を学び、利用者のために活用される事を期待しております。
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